かつら修理

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・正しいかつらの選び方
かつらを選ぶときは、自然さ・実用性・耐久性の3つの要素を満たした商品を選択することが基本です。

・自然さ
◎髪質
自分の髪にあった髪質を選ぶことが重要です。毛のやわらかさ、色合い、質感などは人それぞれです。また、素材によっては自毛とのなじみが悪かったり、日光に当たったときに不自然な光沢を生じる場合があるので注意が必要です。

◎毛量
周囲の髪とのバランスが大切です。多くのケースでは、毛量が多すぎることが自然さを損ねる原因となっています。どの部位にどの程度の毛量があればいいのか、年齢や全体のバランスなどをじゅうぶん考慮して作製するといいでしょう。

◎スタイル
毛の方向やカールのかかり具合、分け目のつけかたによって自然さは大きく変わってきます。つむじの位置や、ベースからの毛の生えかた(植毛の方向)でだいたいのスタイルは決まります。パートによって毛を寝かせたり、立ちあがらせたり、飾り植えやシングル植えなどの技術を駆使して製作すると、より自然度がアップします。

◎その他
より自然さを求められる方は、なるべく型を小さくとったほうがよいでしょう。また、生えぎわや分髪部には特殊人工皮膚を使うと自然な感じになります。白髪のある方は部位によって白髪の量を調整するとさらに自然に仕上がります。

実用性
機能性は、製品を選択するうえで重要なファクターです。特に毎日使用する方にとっては、この点をじゅうぶん考慮に入れて作製するとよいでしょう。

◎通気性

着けたままスポーツをする方や、暑いのが苦手な方、汗っかきの方は、通気性のよい商品を選ぶとよいでしょう。汗をかいてそのまま放置すると臭いがつきやすかったり、暑くてむれたり、かゆくなるなど不快感があるばかりでなく、何より雑菌が繁殖しやすく不衛生です。

◎軽さ
製品の大きさの大小でもちろん重量も変わりますが、なるべく軽いベースの素材を使用することで違和感なく使用できます。

◎扱いやすさ
毎朝、髪形をセットするのに手早く仕上げたいと思われる方も多いでしょう。
特殊人工毛を使用すると軽いドライヤーも可能ですし、セットやお手入れも簡単です。


・耐久性

かつらは、使用しつづければ傷んできます。使用期間や使用頻度にもよりますが、最低2〜3年は使用したいところです。製品の特性(ベース素材)によって傷みやすいものや傷みにくいもの、その寿命は異なります。また、できるだけ長く使用するためには、こまめにメンテナンスすることをおすすめします。

使用してすぐにベースの人工皮膚が破れてしまったり、毛量が減ってしまったり、縮れ毛(ピーリング)を起こしたりといった不具合を生じるケースはよく耳にしますが、すべての商品に1年間の製品保証をしておりますので、安心してご使用いただけます。

ヘビーユーザー向けに、特に耐久性の優れた商品もご用意してあります。

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・よい製品・悪い製品(よいサービス・悪いサービス)
高額なものほどよい商品だと考えがちですが、低価格でもよい商品はいくらでもあります。
価格設定はメーカーによってさまざまなので、高価なメーカーの商品ほどモノがよいという考えの方は、落とし穴に陥りがちです。私たちは、一人ひとりの利用者のニーズにあった商品を作ることがいちばん重要だと考えています。
正しい目と判断で、安価でも高額なかつら以上の製品が作れるはずです。


  良い製品・サービス 悪い製品・サービス
自然さ
・髪質や色があっている
・毛量が適切である
・自分のスタイルにあっている
・髪質や色があっていない
・毛量が適切でない
・自分のスタイルにあっていない
実用性
・通気性がよい
・装着に違和感がない(軽い)
・セットしやすい
・通気性が悪い
・装着に違和感がある(重い)
・セットしにくい
耐久性
・ベースが傷みにくい
・色あせや縮れをおこしにくい
・パーツ(ストッパーなど)が壊れにくい
・ベースが傷みやすい
・色あせや縮れをおこしやすい
・パーツ(ストッパーなど)が壊れやすい
その他
・対応が迅速
・細かい修理をしてくれる
・安心して相談できる
・価格が安い(適正である)
・対応が遅い
・細かい修理をしてくれない
・安心して相談できない
・価格が高い(適正でない)

・ワンポイントアドバイス
まずは自分にとってどのような商品があっているのか把握することです。商品の特性と自分にあったスタイルを見つけることがよい商品と出会う最良の方法です。
自然さの点からいうと、天頂部が薄くても、ある程度前髪がある方はかつらに向いています。前髪のない方は、なるべく額を下ろしたスタイルがよいでしょう。
髪の残り具合が多い方ほどかつらは自然に仕上がります。残毛が少ない方ほど毛量は落としたほうが自然です。かつらはベースを隠すためにある程度の毛量がなくてはなりませんが、商品によってはかなりの毛量を落とすことが可能です。また、ライフスタイルの点からいえば、汗をかきやすい方、スポーツを多くされる方、使用頻度がどの程度なのかなど、目的に応じた商品の選択が重要です。まずは自分が納得いくまで相談するとよいでしょう。


・技術者の選択
何といっても最終的には技術者のセンスや腕にかかってきますので、これが最も重要なポイントといってもよいでしょう。自分の思い描いているスタイルを技術者に具体的に説明し、何を最も重視すべきなのか、自分のライフスタイルなどをよく相談し、自分にあった製品の作製をおすすめします。

◎発注の指示
全体のデザインは、ベース選択から型の形状、毛髪の質の選択、髪の流れや色合い、どこにどのくらいの毛量で作るかなど、適切な指示のもとにできあがります。型取りや、工場へ発注するときの指示によって大方、製品の出来が決まるといえるでしょう。

◎カット方法
製品は、まずノンカットの状態で工場から発注先に届きます。この段階ではかなり長い状態ですので、あらかじめカット調整をします。納品時にはさらに細かい調整を施します。細かい毛量の調整にすきバサミを入れたり、サイドの髪がふくらみすぎないように、内側からレザー(カミソリ)で毛先部分を削ぎ落とすようにカットしていくと、製品と髪の馴染みがよくなります。技術者がいちばん神経を使う場面であり、熟練した技術が必要となります。

◎カーリング方法(パーマ調整)
頭頂部には大きいロットを使用し、襟足に近づくにつれ徐々に小さいロットで巻いていきます。自毛との馴染みをよくすることと、セットのしやすさを目的としてこの手法を行います。

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・製品の種類
1.ベースの種類
◎ベースの基本型及び特殊型
基本形式
特長
   
O型
ある程度自由なスタイルが可能であり、フロントたらしのスタイルに向いています。分け目をルーズに仕上げることが多い。左右どちらからでも分けることが可能。
A型
6:4、7:3などのオーソドックスな横分けスタイルに用います。左右どちらか一方向に分ける方向が決まっている方向けの型取りです。
E型
最もポピュラーな形式です。多くのスタイルに対応できます。いちばん無難な型式といえるでしょう。左右どちらからでも分けることが可能です。
T型
オールバックや、フロントをかきあげるスタイルに用います。自毛を活かしたスタイルをつくるのに、女性などにもよく使われます。
Z型
分け目のみ、天頂部のみといった小範囲に用います。 状態によって、形状が異なります。
X型
キズ、ヤケドなどのかなり変則的な形に用います。医療用として作成するケースが多いです。 状態によって、形状が異なります。


◎ネット
80種類以上のネットサンプルから選び、スタイルや用途に適した商品をご要望に応じて作製します。
1)カラー
・肌色ネットタイプ
頭皮が露出している方や、毛量が少ない方に適しています。
 
・黒ネットタイプ
自毛がそれほど薄くなく、ある程度毛量がある方に適しています。

2)代表的なネット形状
a
b
c
d
e

◎植毛形状

ここでご紹介する植毛形状とは、カツラの土台(ベース)に人工毛を結びつけて固定することを指します。
1)フロント形状
通常植え
  固結び状に固定した植え方→耐久性を重視した手法。天頂部、側頭部など、目立ちにくい部位に使用します。
飾り植え
波状フロント植え

2)全体形状
通常植え
  同上
   
半シングル植え-結び目を片側のみで固定した植え方-
  結び目が目立ちにくく全体に植毛しても自然であり、耐久性と自然さにバランスのとれた植え方といえます。
   
V植え-Vの字状に固定した植え方-
  最も自然に仕上げる方法といえるが耐久性が劣るため全体増毛には不向き、フロントや分髪部(ウレタン系の人工皮膚に裏コーティングを施し使用)のみにほとんどの場合利用する。


2.毛髪の種類

人毛と人工毛の大きく分けて2種類があります。自毛の髪質や用途にあわせて最適なものを選びます。
◎人毛
手触りがソフトな感じです。ある程度熱にも強く、自毛に近い自然な光沢があります。長年使用すると色が落ちてきたり、パーマが落ちてくることがありますが、加工がしやすいため、後からでも微妙な色合いやパーマなどの調整ができます。
また、当社商品は毛髪に特殊コーティングを施しているため、自然な色合いがあり、より長くご愛用できます。
 
◎人工毛
熱には弱いため、高温でのすすぎ洗いやドライヤーセットはできません。人毛とくらべると、やや光の反射を受けやすいです。色が変色しないといった利点もあります。加工がしにくいため、後からの色の変更やパーマなどのスタイル調整が困難です。また、耐熱人工毛を使用した場合は、簡単なドライヤーでのセットがある程度可能です。素材の風合い(髪質の固さ)などもご自身の髪に合わせて選択できます。
種別
特長
人毛
インド毛 ご自身でドライヤーによる簡単なセットなどが可能です。比較的、柔らかい髪質の方に向いています。(やや細めの髪質)
中国毛 ご自身でドライヤーによる簡単なセットなどが可能です。比較的、しっかりとした髪質の方に向いています。(やや太めの髪質)
ヨーロピアン毛 主に外国人に使用される細くて柔らかい素材です。黒く染め直して日本人の方にも使用可能ですが、細くて弱いため痛みやすく、日本人の髪質とは若干異なります。
人工毛
通常人工毛 人毛よりセットがしやすく、劣化しにくいです。ただし熱には弱いため、高温でのすすぎ洗いやドライヤーセットはできません。
耐熱人工毛 ご自身でドライヤーによる簡単なセットなどが可能です。人毛よりセットがしやすく、劣化しにくいです。


3.装着方法

解説
特長
ストッパー
最も一般的な方法です。脱着が容易で最も扱いやすいです。安定感があり外れにくいです。着けたままの就寝は金具(ストッパー)部分があたるため、あまり向いていません。
両面テープ
装着部位に髪が残っていない方に向いています。脱着が容易で扱いも楽です。ストッパーのような厚みがないのでフィット感があります(浮いた感じがない)。ストッパーを使用するものより小さい型(ベース)で済むため、最も自然に仕上げやすいです。
接着剤
装着部位に髪が残っている方に向いています。脱着が容易で扱いも楽です。ストッパーのような厚みがないのでフィット感があります(浮いた感じがない)。ストッパーを使用するものより小さい型(ベース)で済むため、最も自然に仕上げやすいです。
編込み
最も安定感があり、強い風やスポーツなどでも外れにくいです。また、脱着が不要ですが、頭皮をしっかりと洗髪できません。月に一度、メンテナンスが必要となり、メンテナンスに2〜3時間かかります。

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